使い方ガイド / 第6章

法人事業概況説明書をつくる

マネーフォワード クラウド会計の数字を取り込んで、国税庁の様式どおりに記入し、PDFで出力するまで。

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法人事業概況説明書(以下「概況書」)は、法人税の確定申告書に添付する書類です。会社の事業内容・従業員数・主要科目の金額・月別の売上高などを、表裏2ページの様式に書き込みます。

手で書くと、決算書や試算表を何度も見比べながら数十個の数字を転記することになります。M to F boki では、マネーフォワード クラウド会計の残高と月次推移から、金額欄をまとめて記入できます。事業内容や取引先のような毎期変わらない項目は、前期の概況書から複写できます。

概況書の様式は国税庁が定めたものです。本アプリは記入と印刷を助けるもので、e-Taxの提出用データ(XML)はまだ作れません。作成したPDFは確認・印刷用としてお使いください。
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左のメニューから「概況」を選びます。事業所ごとに、事業年度単位で概況書を作ります。

概況書の一覧画面。事業年度ごとの概況書が並ぶ
概況書の一覧。事業年度ごとに1つ作ります
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「新規作成」を押し、対象の事業年度を選びます。事業年度はマネーフォワード クラウド会計に登録されている会計期間から選べます。

新規作成の画面。事業年度の候補が並ぶ
対象の事業年度を選びます
選んだ事業年度が、そのまま集計の対象期間になります。前期の概況書を作りたいときは、ここで前期を選んでください。
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法人名・所在地・整理番号・法人番号など、会社そのものの情報は「事業者情報を編集」でまとめて登録します。一度入れれば、以降の事業年度でも使い回せます。

事業者情報の編集画面。法人名・所在地・整理番号などの入力欄
会社の情報は一度登録すれば使い回せます

登録したら「事業者情報から転記し直す」を押します。該当する欄へまとめて書き込まれます。

事業者情報から転記し直したあとの帳票画面
「事業者情報から転記し直す」で、会社の情報が該当欄に入ります
整理番号は様式の枠が8桁です。9桁以上は入力できません。法人番号は13桁です。
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MF会計から会計情報を取得して集計」を押すと、マネーフォワード クラウド会計から当期の残高試算表と月次推移を読み取り、金額欄に書き込みます。

集計の結果ダイアログ。記入した欄数と、科目の割り当てが必要な欄数が並ぶ
集計の結果。何欄に書けたか、まだ割り当てが要る欄が何件かを示します

はじめて実行したときは「まだ科目を割り当てていない欄」がいくつも出ます。これは異常ではありません。どの勘定科目をどの欄に集計するかは会社ごとに違うため、最初に一度だけ教える必要があるからです。

一覧の欄名を押すと、その欄まで移動します。

未割当の欄一覧から該当欄へ移動したところ
欄名を押すと、その欄まで移動します
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欄の右にある「科目割当て」を押すと、その欄に集計する勘定科目を選べます。まだ割り当てていない欄は「未割当」、済んだ欄は「✓ 割当済み」と表示されるので、どこが残っているか一目で分かります。

欄の右にある科目割当てボタン。未割当と割当済みで表示が違う
「未割当」「✓ 割当済み」で、残っている欄が分かります

候補には、当期の試算表に出てくる科目が並びます。先頭の記号は、その科目がどの帳票のものかを表します。

科目の割り当て画面。BS/PL/CRの区分付きで科目候補が並ぶ
候補は「PL 役員報酬」のように区分付きで並びます

集計したい科目にチェックを入れて「保存」を押します。複数選べます(たとえば人件費の欄に、役員報酬・給与手当・賞与・法定福利費をまとめて割り当てる、といった使い方ができます)。

科目を選んで保存したあと、ボタンが割当済みに変わったところ
保存すると、その場でボタンが「✓ 割当済み」に変わります

割り当てを外したいときは、チェックを全部外して「保存」を押します。

割り当ては会社ごとに保存されます。一度決めれば、翌期以降も同じ設定が使われます。

割り当てが済んだら、もう一度「MF会計から会計情報を取得して集計」を押してください。今度は金額が入ります。

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「10 主要科目」は、左側が損益計算書の科目、右側が貸借対照表の科目になっています。

10 主要科目の欄。左がPL科目、右がBS科目
左が損益計算書、右が貸借対照表の科目です

「18 月別の売上高等の状況」は、売上・仕入・外注費・人件費を月ごとに集計します。源泉徴収税額と従事員数は手入力です。

金額が入るのは、科目を割り当てた列だけです。下の画面では外注費の列だけを割り当てているため、そこだけに数字が入っています。必要な列に順に割り当てていけば、その列も埋まります。

18 月別の売上高等の状況。割り当て済みの列に月ごとの金額と計、前期の実績が入っている
割り当てた列に、月ごとの金額・計・前期の実績が入ります
「計」の欄は、決算整理仕訳を期末月に含めて集計します。そのため決算書の年額と一致します。各月の金額(千円単位)を縦に足した数と、計が数千円ずれることがありますが、これは千円未満の端数処理によるもので誤りではありません。

金額の右にある性質の表示を押すと、その数字がどの科目からいくら集まったのかを確認できます。

集計の内訳。どの科目からいくら拾ったかの一覧
その金額の内訳。どの科目から拾ったかを確認できます
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事業内容・主要な取引先・支店の状況など、毎期あまり変わらない項目は「前期から複写」で引き継げます。前期の概況書をこのアプリで作ってロックしてあれば、当期へまとめて写せます。

前期の概況書がまだ無いときは、次のように案内されます。第1期の会社や、前期をこのアプリで作っていない場合がこれにあたります。この場合は複写を使わず、当期分を直接入力してください。当期をロックしておけば、翌期からは複写が使えます。

前期の概況書がまだ無い状態で「前期から複写」を開いたときの案内
前期の概況書がまだ無いときの表示。当期をロックすれば、翌期からここに前期分が並びます
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「プレビュー」で、印刷される形を確認できます。

概況書のプレビュー画面。様式に数字が入った状態
印刷される形を確認できます

問題なければ「PDF出力」を押します。表裏2ページのPDFが作られます。

出力された概況書のPDF。表面に事業内容や主要科目、裏面に月別の売上高等
国税庁の様式どおり、表裏2ページで出力されます

作業を終えたら「ロック」しておくと、うっかり書き換えるのを防げます。ロックしたものは、翌期に「前期から複写」で使えます。

ロックした概況書。編集できない状態
ロックすると書き換えを防げます。解除もできます
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金額が入らない欄がある

集計のあとに出る一覧を確認してください。「まだ科目を割り当てていない欄」であれば、第05節のとおり科目を割り当ててから、もう一度集計します。

「MFの会計データを読み取れませんでした」と出る

これはお使いの操作では直せない不具合の可能性があります。画面右上の「不具合・要望」からご連絡ください。

前期の欄が空のまま

前期の会計期間がマネーフォワード クラウド会計に無い場合(第1期など)は、前期の欄は空のままになります。これは正常です。

手で入れた数字が、集計で上書きされた

「MF会計から会計情報を取得して集計」と「事業者情報から転記し直す」は、手で入れた数字も上書きします。集計してから手直しする、という順番で作業してください。

この章のまとめ

  1. 事業年度を選んで概況書を作る
  2. 事業者情報を登録して「転記し直す」
  3. 「MF会計から会計情報を取得して集計」を実行する
  4. 未割当の欄に科目を割り当てる(初回のみ。翌期以降は不要)
  5. もう一度集計して、金額を入れる
  6. 手入力の欄(従事員数・源泉徴収税額など)を埋める
  7. プレビューで確認してPDF出力
  8. ロックしておくと、翌期に前期資料として使える