使い方ガイド / 第7章

勘定科目内訳明細書をつくる

マネーフォワード クラウド会計の残高と仕訳から、①〜⑯の様式を組み立てて、PDF・Excelに出すまで。

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勘定科目内訳明細書は、法人税の確定申告書に添付する書類です。預貯金・売掛金・買掛金・借入金・役員報酬など、決算書の金額の中身を相手先ごとに書き出します。

M to F boki では、マネーフォワード クラウド会計の残高と仕訳から、各様式の行をまとめて作ることができます。補助科目が整っている科目は補助科目ごとに、地代家賃や雑収入のように摘要で相手先を書き分けている科目はAIが摘要を読んで、それぞれまとめます。

この機能はbeta版です。出力できるのは確認・印刷用のPDFとExcelで、e-Taxの提出用データ(CSV)はまだ作れません。また、50万円基準・100口上限といった記載省略の規定は自動では適用しません。提出前に必ず内容をご確認ください。
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左のメニューから「内訳書」を選びます。事業年度ごとに作ります。

内訳書の画面。左に項目一覧、右に選択した様式の入力欄
左が項目の一覧、右が選んだ様式の中身です

この会計期間の内訳書をはじめる」を押すと、マネーフォワード クラウド会計から勘定科目・補助科目のマスタと、期末の残高を読み取ります。

この時点では仕訳は読み取りません。仕訳が要るのは、後述の「AI摘要集計」を実行するときだけです。必要になってから取りに行く作りになっています。
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科目の対応づけ」タブで、勘定科目を様式に紐づけます。たとえば「普通預金」を①預貯金等に、「売掛金」を②売掛金(未収入金)に、というように対応させます。

科目の対応づけタブ。科目の一覧と、載せる様式の選択
科目ごとに、どの様式へ載せるかを決めます

通常は科目全体を載せます。補助科目が整っている科目は、補助科目単位で対象を絞ることもできます。決めたら保存してください。

この画面で決めるのは「どの科目をどの様式に載せるか」だけです。金額を残高から作るか仕訳から作るかは、次の節で様式ごとに選びます。
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内訳書の入力」タブに切り替えると、様式ごとの入力画面になります。左の一覧から様式を選びます。

マネーフォワード側で仕訳を直したときは「MF残高を更新」で読み直してください。

内訳書の入力タブ。左の項目一覧から様式を選び、右に行が並ぶ
左の一覧で様式を選び、右で中身を作ります
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様式によって、使える集計が違います。

補助科目集計

対応づけた科目の補助科目をもとに、行と金額を決まったやり方で作ります。たとえば普通預金に金融機関ごとの補助科目があれば、そのまま①預貯金等の行になります。計算方法が決まっているので、同じデータなら何度実行しても同じ結果になります。

AI摘要集計

仕訳を読み取って、摘要や取引先からまとまりをAIが提案します。地代家賃や雑収入のように、補助科目ではなく摘要で相手先を書き分けている科目で使います。提案されたあとも金額はアプリが突き合わせて確認し、あとから元帳で根拠の仕訳まで辿れます。内容を確認して保存するまでは反映されません。

様式の上部にある補助科目集計とAI摘要集計のボタン
その様式で使える集計だけがボタンとして出ます

25項目のうち、使える集計は次のとおりです。

AI摘要集計が4項目だけなのは、期中の発生額で作る様式にしか使えないためです。期末残高で作る様式(預貯金や売掛金など)は、仕訳の合計から勝手に組み立てず、補助科目集計か手入力で作ります。自動で作れない様式では、押せないボタンを並べないようにしています。
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作られた行は、そのまま直せます。行の追加・削除もできます。

合計が帳簿の残高と合わないときは、画面に差額の帯が出ます。金額を直すか、対応づけを見直してください。

帳簿残高との差額が帯で表示されている状態
帳簿と合わないときは差額が出ます
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元帳を確認」を押すと、その行がどの仕訳から来たのかを確認できます。仕訳番号からマネーフォワード クラウド会計の該当仕訳をひらくこともできます。

元帳の確認画面。行の根拠になった仕訳が並ぶ
その金額がどの仕訳から来たのかを辿れます
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中身を確認したら「この様式を確定」を押します。仕上がった様式から順に確定できます。

該当が無い様式は「この様式は作成しない」で対象から外します。理由の入力が必要です(あとから見返したときに、なぜ作らなかったのかが分かるようにするためです)。外した様式は「作成対象に戻す」で戻せます。

様式の確定ボタンと、作成しない場合の理由入力
確定と「作成しない」。どちらも左の一覧に印が付きます

1枚の紙に複数の項目が載る様式(地代家賃・権利金等・工業所有権など)は、どの項目から確定しても、その様式がまとめて確定されます

全体の進み具合は「全16帳票を確認」から見渡せます。

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出力は2種類あり、中身が違います。

PDFとExcelの出力ボタン
PDFは確定した様式だけ、Excelは全項目です
繰り返しになりますが、50万円基準・100口上限などの記載省略の規定は自動では適用しません。法定の注記や入力のヒントは画面に出ますが、規定を当てはめる判断と提出の可否は利用者が行ってください。
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前期をこのアプリで作ってロックしてあれば、「前期から複写」で当期へ引き継げます。金額・日付・数量も含めて複写されます。手で直した行があるときは、消える前に確認をはさみます。

前期を紙やPDFでしか持っていない場合は、「前期資料を選択」でPDFや画像を取り込めます。頁の並びはAIが項目順に直します。

前期資料の取り込みと、前期から複写の画面
前期の内訳書を、複写か取り込みで当期に使えます
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その年度の作業を終えたら「年度をロック」します。ロックした年度は、翌期から前期資料として使えます。

誤ってロックしたときや、あとから訂正が必要になったときは「ロック解除して訂正を開始」で戻せます。

年度をロックした状態と、ロック解除の導線
ロックしても、解除して訂正できます
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「科目の対応づけが必要」と出る

その様式に載せる科目がまだ決まっていません。第02節のとおり「科目の対応づけ」タブで紐づけてください。

「未紐づけ」「未紐づけ・要確認」と出る

どの様式にも載っていない科目があります。載せる必要がなければそのままで構いませんが、決算書の科目が抜けていないか確認してください。

「様式定義を更新」と出る

様式の定義が新しくなっています。案内にしたがって更新してください。

「先に事業年度を取り直す」と出る

マネーフォワード側で会計期間が変わったなどの理由で、取り込んだ情報が古くなっています。事業年度を取り直してから作業を続けてください。

それでも解決しないとき

beta版のため、うまくいかない場面があります。画面右上の「不具合・要望」からお知らせください。

この章のまとめ

  1. 事業年度をはじめる(科目マスタと期末残高を取り込む)
  2. 「科目の対応づけ」で、どの科目をどの様式に載せるか決める
  3. 「内訳書の入力」で様式を選ぶ
  4. 補助科目集計かAI摘要集計で行を作る(使える様式は限られる)
  5. 手で直し、帳簿の残高と合わせる
  6. 元帳で根拠の仕訳を確かめる
  7. 様式ごとに確定する(該当が無ければ理由を付けて「作成しない」)
  8. PDF(確定分のみ)とExcel(全項目)に出す
  9. 年度をロックする(翌期の前期資料になる)