使い方ガイド / 第1章

はじめての設定と、最初の仕訳

インストールから、最初の仕訳がマネーフォワード クラウド会計に登録されるまで。所要時間はおよそ20分です。

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ChatGPTの有料アカウントをお持ちなら追加費用なしで使えます。APIキー方式は従量課金ですが処理が速くなります。迷ったらChatGPTアカウントで始めて、あとからAPIに切り替えるのがおすすめです。
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ダウンロードページから、お使いのOS版を入手してインストールします。

ダウンロードページ。WindowsとMacの選択肢が並ぶ
ダウンロードページ。お使いのOSに合わせて選びます

Windowsでは「WindowsによってPCが保護されました」と表示されることがあります。現在Windows版が未署名のための想定どおりの表示です。「詳細情報」→「実行」で進めてください。Macは署名・公証済みのため警告なしで開きます。

一度インストールすれば、以降のバージョンアップは自動で適用されます。もし更新がうまく進まない場合は、ダウンロードページから最新版を入れ直せば上書きで更新できます(設定・データは引き継がれます)。

初回起動直後の画面
初回起動直後の画面。まだ何も設定されていない状態です
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使うAIエンジンは、左メニューの「アプリ設定」→「AIエンジン」で選びます。AIエンジンはアプリ全体で共通の設定です(事業所ごとではありません)。同梱のChatGPTエンジンを使うか、OpenAI/GeminiのAPIキーを登録するかを選べます。

アプリ設定のAIエンジン画面
「アプリ設定 → AIエンジン」。使うAIエンジンをここで選びます

ChatGPTアカウントで使う場合(同梱エンジン)

画面右上の「Codex: 未ログイン」エリアからサインインを開始すると、ブラウザが開いてChatGPTのログイン画面になります。

アプリ内のAIエンジン画面。ブラウザで開くログイン用URLとワンタイムコードが表示されている
サインインを開始すると、ログイン用URLとワンタイムコードが表示されます。ブラウザでそのURLを開いてChatGPTにログインします。

ログインして許可すると、アプリに戻って認証完了です。

Codexログイン済みの状態
認証完了。ヘッダーに「Codex: ログイン済み」と表示されます

APIキーで使う場合

「アプリ設定 → AIエンジン」でOpenAIまたはGeminiを選び、APIキーを貼り付けて「登録」を押します。登録したキーはOSの安全な保管庫(キーチェーン)に入り、二度と画面に表示されません。「接続テスト」でキーの有効性をその場で確認できます。

コピーしたキーの前後に空白や改行が混ざっていても、自動で取り除いて登録されます(v0.6.1〜)。
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作業する会社(顧問先や自社)を「事業所」として登録します。左メニューの「事業所」を開きます。

事業所画面。まだ事業所がない状態
初回は事業所がない状態。下部のフォームから追加します

事業所を追加」フォームに事業所名MF事業者IDを入れて追加します(両方入れると「追加」ボタンが押せるようになります)。

事業所名とMF事業者IDを入力するフォーム
事業所名とMF事業者IDを入力して「追加」を押します
事業所が作成された状態
事業所が作成され、自動で選択されました

作成した事業所は自動で選択されます。2社目以降は、画面左上の事業所名をクリックすると切り替えられます。

このアプリは、マネーフォワードへの接続やプロファイルを事業所ごとに独立して保持します。A社の作業にB社の情報が混ざらないための設計です。そのため、MF接続やプロファイルなど事業所ごとの設定は「先に事業所を選んでから」、左メニューの「事業所の設定」で行います(AIエンジンやセキュリティは「アプリ設定」でアプリ共通)。
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事業所を選んだ状態で、左メニューの「事業所の設定」→「MF接続」を開くと、「接続する」ボタンが押せるようになっています。

MF接続ボタンが有効になった状態
事業所を選ぶと「接続する」ボタンが有効になります

ボタンを押すとブラウザが開き、マネーフォワードへのログインと事業者の選択・許可を求められます。

マネーフォワードの認証ページ
ブラウザでマネーフォワードにログインし、事業者を選んで許可します

許可するとアプリに戻って接続完了です。パネルに表示された事業者名が、意図した会社と一致しているかを必ず確認してください。

マネーフォワード接続完了の状態
接続完了。状態が『接続済み』になります。表示された事業者名が、意図した会社と一致しているかを確認します。
事業所を作成する前は「接続する」ボタンがグレーのままです。その場合は画面の案内に従い、「事業所画面を開く」から先に事業所を作成してください。
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左メニューの「アプリ設定」→「セキュリティ」に、「アプリ終了時にすべての接続を解除する(推奨)」という項目があります。既定はオン(解除する)です。アプリを閉じるとマネーフォワードとAIの認証が切れ、次回起動時にログインし直す動作になります。

セキュリティ設定。終了時切断のトグルが見える
セキュリティ設定。共有PCではオン(既定)のままがおすすめです

これは、会計データを扱うアプリとして、放置されたPCから帳簿に触れる状態を残さないための初期設定です。毎日使う自分専用のPCで再ログインの手間を省きたい場合はオフにできます。事務所の共有PCでは、オンのままを強くおすすめします。

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一括起票の前に、必ず「プロファイル」を設定してください(左メニューの「事業所の設定」→「証憑プロファイル」。事業所ごとに持ちます)。目的は仕訳の一貫性です。

プロファイルなしでAIに起票させると、同じ内容のレシートが、ある日は消耗品費、ある日は貯蔵品、ある日は仕入になったりします。相手側も、現金だったり小口現金だったり未払金だったりと、貸方までばらつきます。1枚ずつ見ればどれも「あり得る」仕訳ですが、帳簿としては一貫性がなく、月次で科目の推移を比較できなくなります。

プロファイルでAIに教える内容は、大きく3つです。

証憑プロファイル編集画面。事業所メモと税区分マッピング(事務所共通)が表示されている
証憑プロファイル編集画面(事業所の設定→証憑プロファイル)。事業所メモ、税区分マッピング(事務所共通)、過去仕訳からの生成などをまとめて設定します
証憑プロファイル編集画面。税区分マッピングから証憑プロファイル別の仕訳設定へ続く
同じ画面を下へスクロールすると、証憑プロファイル別の仕訳設定(軸科目・科目パレット・税区分・起票指針)まで1画面で設定できます

すでにマネーフォワードで記帳してきた会社なら、「過去仕訳から作る」機能で、過去の仕訳を分析してプロファイルの案を作ることができます。案を確認して、違うところを直して採用するだけです。新規の会社は、標準サンプルをベースに軸科目・主要な相手科目・税区分の紐付けを整えてください。はじめてでも10分ほどの作業で、ここで教えたことが以降のすべての下書きに効き続けます。

「過去仕訳から生成」の分析結果。科目・税区分の候補が件数付きで提案されている
「過去仕訳から生成」の結果。過去の仕訳パターンから科目・税区分の候補が件数付きで提案されます
一括起票の画面でもプロファイル選択は最上部にあり、未選択のまま進めようとすると注意が表示されます。
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左メニューの「AI一括起票」を開きます。

AI一括起票ワークベンチの初期画面
AI一括起票ワークベンチ。まだ証憑がない状態です

証憑を取り込む(画像/PDF)」からレシートや請求書のファイルを選びます。画像(JPG・PNG)もPDFも、複数ページのPDFもそのまま取り込めます。

証憑が取り込まれた状態
証憑を取り込むと一覧に並びます

プロファイルを選び、取り込んだ証憑を選んで一括起票を開始します。AIが1枚ずつ読み取り、仕訳の下書きを作っていきます。

一括起票の処理中画面。処理状況(処理済みジョブ数・対象件数・経過時間)が表示されている
起票の進捗がリアルタイムに表示されます。処理の並列数はPCに合わせて自動調整されます
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起票が終わったら、左メニューの「仕訳レビュー」へ。AIが作った下書きが確認待ちの一覧に並んでいます。

レビュー画面。左に仕訳一覧、中央に仕訳の編集フォーム、右に領収書の画像
レビュー画面。左が仕訳の一覧、中央が編集フォーム、右が元になった証憑です

1件開くと、仕訳の下書きと証憑(画像・PDF・テキスト)が並んで表示されます。チェックの観点はこれまでの記帳チェックと同じです。日付、金額、科目、税区分、摘要。

仕訳の詳細画面。借方・貸方の科目と金額が表示されている
仕訳の詳細。借方・貸方の科目・金額・税区分を確認します

違っていればその場で直せます。「これは会議費ではなく交際費」のように文字で指示して、AIに直させることもできます。

仕訳を編集している画面
科目や金額はその場で編集できます

納得したら「確定して次へ」を押します。確定は「この内容でいく」という意思表示で、この時点ではまだマネーフォワードには書き込まれません

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確定した仕訳をマネーフォワードへ登録します。実行前に、何件を・どの事業所に登録するのかの確認画面が表示されます。

MF登録の最終確認画面。登録対象の仕訳と証憑の件数が表示されている
MF登録の最終確認。仕訳と証憑の件数、影響を確認して「MFに登録」を押します

実行すると、仕訳がマネーフォワード クラウド会計に登録され、元になった証憑ファイルもその仕訳に添付されます

マネーフォワードの仕訳帳画面。仕訳と証憑がセットで登録されている
マネーフォワードの仕訳帳。仕訳が登録され、証憑ファイルも添付されています

マネーフォワード側で仕訳帳を開き、仕訳と証憑がセットで入っていることを確認してみてください。

この章のまとめ

  1. インストールする
  2. AIエンジンを設定する(ChatGPTサインイン or APIキー)
  3. 事業所を追加する(自動で選択される)
  4. マネーフォワードに接続する
  5. 終了時に切断するかを決める(既定は切断=安全側)
  6. プロファイルを設定する(軸科目・科目パレット・税区分。仕訳の一貫性はここで決まる)
  7. 証憑を取り込んで一括起票
  8. 証憑と見比べて確認・修正して「確定」
  9. マネーフォワードへ登録(証憑も自動添付)

2回目からは 7〜9 の繰り返しです。プロファイルは一度作れば使い回せます。