使い方ガイド / 第3章

明細から自動でAI起票 — 銀行・カード明細を下書きまで

ボタンひとつで、明細の取得・証憑との突合・AIによる下書き作成までが進みます。準備は「自動仕訳ルールの取込」と「証憑の取込」の2つだけです。
接続方式で流れが少し変わります。ChatGPTサブスクリプション接続では取得から下書き作成まで自動で連続します。APIキー接続では、照合が終わった時点で送信前の確認画面が開きます。送信先・対象件数・最大送信回数・送信内容(証憑画像を含む)を確認して開始を押すとAI起票が始まり、キャンセルすれば外部AIへの送信は行われません。

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第1章では証憑(レシート・請求書)を起点に仕訳を作りました。この章では銀行・カードの明細を起点にします。 明細画面の「MF取得→証憑照合→AI起票」を押すと、次の3つが順に走ります。

  1. マネーフォワードから、表示中の月の明細を取得する
  2. 取込済みの証憑と突合する(金額・日付が一致する証憑を探す)
  3. 自動仕訳ルールが当たらず、証憑が1枚に確定した明細だけ、AIが証憑を読み取って仕訳の下書きを作成する。ChatGPTサブスクリプション接続ではここまで自動で連続します。APIキー接続では、AI起票が始まる前に送信前の確認画面が開き、内容を確認して開始を押すまで外部AIへは送信されません
明細画面の全体。上部に「MF取得→証憑照合→AI起票」ボタンがある
明細画面。左が明細一覧、右が仕訳編集。上部のボタンで取得から下書きまで進みます(APIキー接続では、AI起票の前に送信前の確認画面が開きます)。
自動で作られるのは下書きまでです。確定とマネーフォワードへの登録は、必ずあなたが内容を確認してから行います。勝手に帳簿へ書き込まれることはありません。
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いつも同じ仕訳になる明細(口座振替の家賃、毎月の顧問料など)は、AIより先に自動仕訳ルールで処理します。 マネーフォワード クラウド会計に登録済みのルールをそのまま取り込めます。

  1. マネーフォワード クラウド会計を開き、「自動仕訳ルール」の画面へ移動します
  2. 「エクスポート」からCSVファイルをダウンロードします
本アプリの自動仕訳ルール取込パネル(明細画面上部)
エクスポート自体はマネーフォワード クラウド会計の「自動仕訳ルール」画面で行います(本アプリの画面ではありません)。上図は、取り込んだ結果が表示される本アプリの取込パネルです。
ダウンロードしたCSVは編集せず、そのまま取り込んでください。Excel等で開いて保存し直すと文字コードが変わり、取込エラーになることがあります。
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  1. 明細画面の上部にある「自動仕訳ルール」ボタンを押してパネルを開きます
  2. ルールCSVを取り込む」を押し、さきほどのCSVファイルを選びます
自動仕訳ルールパネルの「ルールCSVを取り込む」ボタン
「自動仕訳ルール」パネル。取り込むと「ルール◯件・うち自動入力可能◯件」と結果が表示されます。
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取り込んだ直後のルールは「取込済み(未有効)」の状態で、まだ使われていません。 一覧に出る「この世代を有効化」ボタンを押して、はじめて明細の判定に使われるようになります。

取込済み(未有効)の世代と「この世代を有効化」ボタン
「取込済み(未有効)」の横にある「この世代を有効化」を押します。

有効化すると、上部の「自動仕訳ルール」ボタンに「(◯件有効)」と表示されます。これが有効化できているかの目印です。

ツールバーの「自動仕訳ルール(N件有効)」表示
有効化後。「自動仕訳ルール(◯件有効)」と出ていれば準備完了です。
ルールを更新したいときは、MF会計側でルールを直してもう一度エクスポート→取込→有効化します。新しい世代を有効化すると古い世代は自動で「旧世代」になります。
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AI起票の材料になる証憑(領収書・請求書など)を取り込みます。取込のやり方は 第1章の「証憑を取り込んで、AIに一括起票させる」と同じです。 金額と日付が明細と一致する証憑があると、突合の候補になります。

AI一括起票ワークベンチの証憑取込エリア
証憑を取り込んでおくと、明細との突合に使われます。
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ボタンの左にある「AI起票プロファイル」で、AIが下書きを作るときに使うプロファイルを選びます。 プロファイルが1件のときは自動で選択済みです。「プロファイルなし」にすることもできます。

明細画面ツールバーのAI起票プロファイル選択欄
実行前にプロファイルを確認。ここで選んだ設定が、その実行の全件に使われます。
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月を確認して、ボタンを押します。ChatGPTサブスクリプション接続ではあとは待つだけです。APIキー接続では、照合後に送信前の確認画面が開くので、内容を確認して開始してください(キャンセルなら送信されません)。実行中は進捗(◯/◯件)が表示され、「中止」も押せます。

明細画面。上部の「MF取得→証憑照合→AI起票」ボタン
実行前の画面。この上部のボタンを押すと、取得→証憑突合→AI下書きが順に進みます。実行中は進捗と「中止」が表示され、画面を切り替えても実行は続きます。

AIが自動で下書きを作るのは、次のすべてに当てはまる明細だけです。

証憑の候補が「弱い候補」止まりのときは自動では起票されません。明細を開いて証憑候補を採用すると、次の実行で自動起票の対象になります。
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完了すると「下書き適用 ◯件 / 対象 ◯件」とスキップ理由の内訳が表示されます。よく出るものはこの3つです。

自動仕訳ルールが有効化された状態の明細画面
実行が終わると、下書きを適用した件数とスキップ理由の内訳が表示されます。
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AIが作った下書きを明細ごとに開き、証憑と見比べて確認します。科目・金額・摘要は自由に直せます。 よければ「確定」を押します。

課税仕入の行のインボイス区分もここで扱います。AIが証憑から区分を提案しても、 最終的な確定はあなたが内容を確認してから行います。「インボイス自動確認」の設定 (事業所の設定 → インボイス自動確認)を使うと、有効な登録番号(T番号)が国税庁の公表データで 確認できた行などを自動で確認済みにできます。レベルごとの動きと設定の変え方は 第4章「インボイス区分」を見てください。

明細に対応した仕訳の下書き(仕訳編集)
下書きは仕訳編集で開いて確認できます。借方・貸方の金額と明細額が合っているかを、その場で見比べられます。
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確定した仕訳は「選択中の確定済み◯件をMF登録」で一括登録できます。証憑も自動で添付されます。

選択中の確定済みをMF登録するボタン
登録はいつでも・何件からでも。ここまで来てはじめて帳簿に書き込まれます。
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「MF取得→証憑照合→AI起票」は何度押しても安全に作られています。

日々の運用は「証憑を取り込む→ボタンを押す→下書きを確認して確定→まとめて登録」の繰り返しです。

この章のまとめ

  1. MF会計から自動仕訳ルールCSVをエクスポート(無編集のまま)
  2. アプリに取り込み、「この世代を有効化」を押す(ここを忘れずに)
  3. 証憑を取り込む
  4. AI起票プロファイルを確認して「MF取得→証憑照合→AI起票」
  5. 完了サマリで内訳を確認
  6. 下書きを証憑と見比べて確定
  7. 「まとめてMFに登録」で一括登録(証憑も自動添付)

準備(1〜2)は最初の一度だけ。以降は 3〜7 の繰り返しです。